みなさん、こんにちは!
今回はロボットシステムインテグレータ(ロボットSIer)になりたい方向けにおすすめの資料であるロボットシステムインテグレータのスキル読本について記事を作成しました。
自称社内ロボットシステムインテグレータの僕もロボットに関わり始めたときに一度目を通しました。
ロボットシステムは考える必要のある範囲が非常に広いので、今でもロボット関連の技術を調べたり設計をするときの参考にしています。
ロボットシステムインテグレータのスキル読本はこんな人におすすめです。
- ロボットシステムインテグレータが具体的にどんな仕事をするのか知りたい
- ロボットシステムインテグレータに必要なスキルが知りたい
- 自分の専門分野以外のことも知れる網羅的な参考書が欲しい
- 無料のロボットSIerの入門書がほしい
では詳しく見ていきましょう!

ロボットシステムインテグレータのスキル読本とは
「ロボットシステムインテグレーターのスキル読本」とはロボットシステムの開発や導入の経験が浅い人がロボットシステムインテグレータが具体的にどんな業務を行っているのか理解するために、ロボットを使用した機械システムの導入提案から設計、組立など一連のプロセスで関わる事柄について、必要な知識を体系的に説明を行ったガイドブックです。
以下のリンクからダウンロードできます!
経済産業省と日本ロボット工業会が発行しています。
「はじめに」の部分でも記載がありますが、内容は実際にロボットシステムインテグレータとして業務を行っている企業のほか各分野の専門家などが分担で執筆したものです。
発行元もさることながらそれぞれの専門家が記載しているだけあってその内容の信頼度は高いです。
ロボットシステムインテグレータのスキル読本は導入用のためのガイドブックなので、各分野のより専門的かつ高度な内容に関しては、専門書などを参考にするようにとの記載もあります。
巻末に参考文献などの記載もあるので気になった部分は専門書で勉強しましょう。
ページ数はPDFで90ページとなります。
文字数は結構あり、ページ数よりもかなりボリュームのある内容になっています。
文字が小さいので読みにくい場合は拡大しましょう。スマホでは読みにくいです。
無料でロボットSIer全体像を学べる
目次を確認していただければすぐわかりますが、分野別に以下の内容が解説されています。
- プロジェクトの進め方や顧客との仕様すり合わせ
- 生産技術論
- 安全の考え方
- 品質保証
- 機械設計
- 電気設計
- ロボット制御
- 画像処理
- システム制御
- 電気配線
- 装置組み立て
- アフターサービス
顧客の要求からの構想設計という上位工程からアフターサービスのような下流工程までまんべんなく網羅した内容になっています。
「機械設計とは」とか「センサとは」なんていう基礎的な説明から設計時の注意点や不具合対策などの具体的な設計情報の解説まであり、入門書よりも実務寄りの内容です。
図も適度に挿入されています。
あくまでイメージを手助けする程度で図解を押しているような入門書ほどではないです。
技術的に言うと機械、電気、ソフトなどすべての分野がそろっているので、自分の専門とする分野以外のページが結構勉強になります。
僕の場合ですが、最初はわからなくても読み返してみたり、設計を経験していく中でそういうことなのかと理解するような場面もありました。
個人的にはこのレベルの内容が無料で公開されているのは結構すごいことだなと思っています。
国としてもロボットシステムインテグレータ不足の現状とこれからも力を入れてこうとしていることが伝わってきます。
まとめ
ロボットシステムインテグレータのスキル読本はこんな人におすすめです。
- ロボットシステムインテグレータが具体的にどんな仕事をするのか知りたい
- ロボットシステムインテグレータに必要なスキルが知りたい
- 自分の専門分野以外のことも知れる網羅的な参考書が欲しい
- 無料の入門書がほしい
ロボットシステムインテグレータの需要はこれからもどんどん上がっていくことが予想されます。
ロボットシステムインテグレータを目指している方や転職などで興味のある方は無料ですのでぜひ一読してみてはどうでしょうか。
ロボットシステムインテグレータに興味があるならロボット情報を集める際に以下の記事が役に立ちます。
