今回はやりたい分野の仕事をするために会社の規模を落として転職したお話をします。
前職で僕はコントロールユニットの機械設計をしていました。モニターやコントローラなどですね。ちなみにPCや家電ではありません。
現職は生産技術で自動化のシステム設計や駆動装置の設計を仕事にしています。
社会人5年目に電機メーカーから非鉄金属メーカーへ転職しました。
前職を辞めた理由
コントロールユニットの設計自体は入社時はそれなりに楽しかったのですが、3年もするとだんだん飽きてきました。マンネリと言いますか部署が保守的で変化が乏しかったんですよね。
機械設計者として働いていると駆動部品や動きのある機械を設計をしてみたいと次第に思うようになりました。就活のときはそんなこと考えてませんでした。とりあえず設計楽しそうだから設計なら何でもいっかっていうレベルの就活でしたね笑
別に学生の時は設計できればなんでもいいと思っていました。働き始めて設計の仕事を経験する中で興味を持つようになりました。実際に働いてみるまでわからないものです。
それに筐体設計よりも駆動設計の方が市場価値が上がるんじゃないかななんて打算もありました。
前職でも半年ごとの上司との面談やキャリアシートにも駆動設計がしたいです!と伝えたのに一向に叶えられそうになかったので諦めて転職することにしました。世の中の上司と呼ばれる皆さん、若手にはやりたいことをさせてあげて下さい。
転職した理由はネガティブなものも含めて他にもいろいろありましたがとりあえず駆動の設計をするために転職することにしました。
大手企業の駆動設計の求人に応募
色々求人を見て駆動設計は楽しそうだなと改めて感じました。特に建機やロボットはいいですね。
そこで身をもって知ることになるのです。
書類選考が通らない!
あっという間に大企業の求人はなくなってしまいました。
それもそのはずです。駆動設計の経験が無いのに大手メーカーの駆動設計の求人に応募していたのですから。しかも求人に応募した職務経歴書の書き方もよくなかったですね。
あの時は落ち込みました。就活時の自分や現職を恨みましたね。
戦略を変更し中小企業の駆動設計に応募
大手の求人が全滅し、大手企業で駆動系を設計する望みは消えました。
でも漠然としたキャリアとして駆動系が設計エンジニアになりたいという思いは消えませんでした。
そこで何かの本で若いうちは年収も対して高いわけでは無いのだから多少年収が下がったり、会社の福利厚生が悪くなったりしても経験を取るべきという内容を読みました。
当時の年収が470万円程度で確かに50万ぐらい年収が下がっても貯金できる額が50万減るぐらいで生活には困らないなと納得しました。
ここから大手志向から方針を変えて年収や多少福利厚生が悪くなってもいいので中小企業や上場企業の子会社などに応募しました。
レベルを落としたこともあって書類選考は割と通った印象です。おそらく半分以上は通ったと思います。
そして選考を進め無事に現職で内定をもらいました。
現職の感想
現職は社員の規模が前職の半分程度です。福利厚生は悪くなりました。でも会社のレベル自体は下がりましたが実を言うと年収は上がったんです!よかった。
はっきり言うと大手企業の設計職に比べると設計のレベルは低いです。社内のシステムもかなりアナログですし、業務の効率の悪い部分も目立ちます。
人間関係は割と良好です。もちろん苦手な人もいますよ笑
今はやりたかった駆動設計や産業ロボットを使った自動化システムの設計はやらせてもらっています。仕事は割と楽しくやってます。ずっといるべき環境では無いと思いますが笑
今の環境も不満はありますが新鮮さもあります。確実に転職で物の見方や考え方が変わりました。
若いうちに1度転職を経験しておいてよかったと心から思いました。
次の目標
さてまだ転職したばかりですが、次の目標も考えておかないといけませんね。
今のところ次こそは大手のメーカーで設計をしたいと思います。建機やロボットなんかは興味があります。見てるだけで面白いですね。
この辺の考えは結構変わるので随時更新していきたいと思います。
コメント